2020年12月、学生を対象としたミートアップを開催しました!
初めての就活にて、何から手を付けたら良いのか不安な学生も多いのでは?と考え、少しでも就活の参考になればと思い開催を決定しました。採用を専門とする私たちが、一体どんな就活攻略法を伝授したのか・・・?今回はミートアップ参加者の感想とともに、内容をチラ見せしちゃおうと思います!
(この記事をシェアしてくれた方には、今回のミートアップでお話した内容が詰まった「就活攻略ブック」をプレゼント!詳しくは記事の最後をチェックしてね!)
お話してくれたのは・・・
坂爪 昭 (さかづめ あきら) ― 最高人事責任者 ―
大学では日本語学を学んだ後、<言語は文法>の定義をもとにコンピュータ言語の世界へ。大手通信系キャリアの大規模基幹システムの開発を行った後、ITドメインで総合的に自分を発揮するために株式会社アイエスエイプランに入社。当初はプロジェクトリーダとしてアカウント担当を行っていたが、2017年から人材開発の責任者を担当している。
群馬県出身 趣味はゴロ寝と餅つき
企業人事の目線から、就活攻略法を伝授!
働く会社を決めることとなる就活。正しい情報を正しく集めて、これからの選択がうまく行くためのポイントをお伝えしました。内容は大きく分けて以下の3つ。
①企業は何のために活動していて、どんな人材が欲しいんだろう
みなさんは、企業が何のために存在しているのかを考えたことがありますか?
社会貢献をするため?お金を稼ぐため?人々の役に立つため?存在する意味は、企業によって様々です。加えて、その目的を達成するために、企業はどんな人と一緒に働きたいと考えているのでしょうか。まずこの2点を押さえることで、就活攻略がグンと進みます。
この章では、企業の成り立ちや、採用する人材をどのように決めているのかについてお話しました。
②就活にて行うべきことって?
実際に就活を始めよう!といっても、就活には様々なフローが待ち受けています。
各フローにて、具体的にいつ何をどう行ったら良いのでしょうか。
2章では業界/企業研究や選考段階にて、学生が陥りがちなNG例を紹介するとともに、攻略法を伝授しました。(後半にてコンテンツを一部公開!)
③これからできることって何?
最後は、今後みなさんに取り組んで欲しいことについて触れました。
社会人と学生の違いを踏まえたうえで、学生の今しか取り組めないことや、社会人にて必ず活きる考え方について、人事が実際に経験した話をもとにお伝えしました。(後半にてコンテンツを一部公開!)
以上3点のほか、その場で学生たちから挙がった素朴な疑問にも丁寧にお答えしました!
・文系と理系で、昇進の差はあるの?
・プログラミング経験なくIT企業に就職した場合、研修でどのくらいカバーできるの?
・自己PRってどう書いたらいいの?
・企業分析できる企業には限りがあるはず。どのくらい企業分析すればいいんだろう?
・企業は企業理念の共感以外に、どうやって人材を見抜いているの?
・企業の資本金って、何に使っているの?
・社外の人脈はどのように作ったらいいの?
当日の内容から、コンテンツを一部公開!
①視野を狭めるのは危険!「限定合理性」とは?
「限定合理性」とは、ハーバート・アレクサンダー・サイモンによって提唱された、人間の認識能力についての概念のこと。簡単に言うと、「知っているものの中からしか、ものは選べない」ということです。
例えばナビサイトで企業探しをする際、何万社も載っているサイトから何を基準に選んだらよいのでしょう。このような状況にいると、どうしてもその業界や企業を「知っているか」「知らないか」程度の基準で選んでしまうこととなります。逆に言うと、企業側はその限定合理性に乗っかりたいがために、テレビや雑誌で広告を打ったりと認知を広めているわけです。
限定された情報の中から選択してしまうと、「本当にやりたいこと」や「合っている業界」のミスマッチが起こり、最悪の場合早期離職に繋がってしまう可能性もあります。
こうなってくると、限定合理性を踏まえた上で、どのように業界や企業を選ぶかが重要となってきます。
本来的には、自分が向いている分野で良い企業にたどり着くことが理想ですが、知らないものには対応できません。
ここで重要なのは、各業界においてフラットでいることです。限定合理性を狭めず、広い視野を持って業界を見に行ってみましょう。インターネット、会社説明会、先輩に聞いてみるもよし。一度業界を全体的にさらっと調べてみると、思わぬところに自分に向いている業界や企業が見つかるかもしれません。
②社会人になってからも生きる、PDCAサイクルを回そう
よく「目的を持つことが大切」と言われますが、目的の裏にある理由が一番大事だと思っています。なぜなら、理由があることでPDCAサイクルが回るからです。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返し行うことで、継続的に業務の改善を行う手法のこと。
就活でも仕事でも、1回で成功することはありません。失敗の経験から行って欲しいのが、PDCAサイクルを回すことです。大事な事は、失敗からPDCAサイクルを回して、次にどうしたら上手く行くかを考えることです。PDCAサイクルが回せるようになると、同じ事象に対する失敗が少なくなってきます。
企業人事が就活生のどんなところを見ているかというと、「失敗からどんな改善された行動が生まれているかどうか」です。逆にいつまでも最初の頃と同じような行動をしていると、PDCAサイクルが回っていないなと思われてしまいます。
社会人になってからも答えが無い仕事は非常に多く、PDCAサイクルを回していくことが必須となります。ぜひ就活のうちから、PDCAサイクルを回す習慣を身に付けて欲しいなと思います。
ミートアップの感想
限定合理性の話が、目から鱗でした!(H君/23卒)
「認知しているものの中からしか選択することができない」という限定合理性のお話は、ハッと気付かされるものがありました。そういえば、就活において自分の知っている業界で選択肢を絞っていたな…と。
このお話を聞いて以降、今まで見ていなかった業界のことも調べ始めています。思いがけない業界に、就活の軸としている要素が含まれていたり、自分が興味のある事を取り込んでいる企業があったりと、新たな発見があります。今後も調査を続け、自分のやりたいこと等に照らし合わせて就活を進められたらと思っています。
PDCAサイクルは早めに身に付けるべき!(Oさん/23卒)
今までの大学生活を振り返ってみると、Plan(計画)・Do(実行)はできていたものの、Check(評価)・Action(改善)が十分では無かったと感じています。今行っている研究でも、最初に定めた目的があるにも関わらず気付くと違う方向に進んでしまっていたり、もう後戻りできない状況になっていたり…。失敗の際にPDCAサイクルを回すことは、大学生のうちから身に付けておくべきだなと感じました。
企業研究の大切さを知りました!(Sさん/22卒)
就活するにあたり、何から手を付けて良いのか分からず不安を覚えており、ミートアップへの参加を決めました。自分の納得の行くまで企業研究を行い、その企業がどんな考え方や文化にて仕事をしているのかを調査すること。これが、自分の本当に行きたい企業を見つけるために必要だと知ることができました。
これから22卒として本格的に就活を行うことになるため、ミートアップにてお話いただいた観点を参考に企業研究を進めていこうと思います。
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