皆さんこんにちは!今回は3月に行われたイベント「ISAグランプリ」のレポートをお届けします!
ISAグランプリとは
アイエスエイプランでは、年度ごとに社員の活躍ぶりを表彰する年間表彰制度を実施しています。
この表彰制度では、執行役員が受賞者を決めるのではなく、事前にエントリーした社員が、グランプリ当日にテーマに沿ったプレゼンテーションを行い、聞き手(全社員)の投票によって受賞者を決めています。
今年度のテーマ「しくじりぐらんぷり」
今年度のプレゼンテーションのテーマは「しくじりぐらんぷり」でした。
社員が一年間の中で、どんな失敗や挫折を乗り越え、そこから何を学び、その後どのように取り組んでいるのかをプレゼンテーションしました。
今年度のテーマ(定例会資料より)

実際のプレゼンテーション
ここからは、当日のプレゼンテーションの様子をお伝えします。
【増淵さん】

増淵さんは、倉庫管理システムの保守開発を行うチームのリーダーとして、チームが問題なく業務を進められるように、進捗を管理する役割を担っていました。
チームの進捗を管理するために、計画を立てて開発をスタートさせたものの、その計画は過去の案件の計画を流用しただけであり、今回の開発案件を進めるにあたっては、全く意味をなしていないものでした。
増淵さんは、無理のある計画だとわかっていながら、計画の立て直しをせずに、納期までに開発作業を何とか終わらせようと必死になります。
しかし、方針や段取りが意味のないものであるため、メンバーも業務をどう進めていいのかわからず、結果として納期に大幅に遅延してしまいます。
このしくじりから、増淵さんは、自分が計画の立て直しや作業の方針を決める時間を取ることで、全体の作業が止まってしまうことを恐れていたことに気がつきます。
そして、方針を考えずに作業を進めてしまう方が怖いことであり、方針を考える時間は、作業が止まっているように見えるが、業務としては進んでいるんだと考え方を変えて、現在の業務に取り組んでいるようです。
【臼木さん】

臼木さんはクライアント企業のITインフラの設計や構築を行うチームに所属しています。
ある時、チーム内で2ヶ月間もかけて進めてきた業務を、認識の相違で一からやり直さなければならない事態が発生してしまいました。
臼木さんのチームで振り返りを実施した結果、その原因は大きく3つあったと言います。
①暗黙知による合意形成
リーダーには作業の進捗を口頭で報告するのみで、成果物が実際にどうなっているかの報告がなされていませんでした。
これにより、作業途中の成果物と、リーダーが想定している成果物の乖離がどんどん大きくなり、いざ完成した成果物を見てみると、想定と全く違うものが出来上がっていた、ということに繋がってしまいました。
これを受けて、口頭ではなく、成果物を見ながら進捗を確認するようになりました。
②朝会でのタスク宣言
臼木さんのチームでは、業務開始時にチーム全員で進捗を確認する朝会を実施していました。
進捗を確認し、課題があれば確認するはずの朝会ですが、実際にはそれぞれのメンバーがその日に行う作業を宣言しあうだけで、チームとしてどんな課題があるかを確認できない場になっていました。
そのため、チームとしての進捗や課題、タスクの優先度を具体的に把握できる形式に変更されました。
③悩んでいるメンバーの放置
メンバーが悩んでいても、すぐに相談できる環境がなかったことで、作業の方針が定まらない時間を過ごし、時間を無駄にしてしまいました。
これからは、メンバーが悩んでいたらすぐに方針をどうするかの会話をすることで、チームメンバーの時間を有効に使えるようにしていきます。
このように、プロジェクトが完了したら、そのプロジェクトについて考えないということではなく、どんなところが良かったか、改善したいかをチームメンバーと振り返ることで、次のプロジェクトに繋げていくという行動がアイエスエイプランらしいですね。
そして、今年度のグランプリ金賞受賞者は青木さんです!
【青木さん】

PL(プロジェクトリーダー)である青木さんは、新規チーム立ち上げのために、そのチームに必要なスキルを持つメンバーの調達を任されていました。
アイエスエイプランのビジネスパートナー経由で、様々な人材の提案を受けていた青木さんですが、スキルがマッチした人材(Aさん)をようやく見つけることができました。
そこで青木さんは、ビジネスパートナーに「Aさんにチームに参画してもらいたい」と伝え、契約の手続きを進めていきます。
契約内容を整理していると、青木さんはビジネスパートナーから取引単価を上げてもらえないかと交渉を受けます。その時に青木さんは「契約が成立して、チームにスキルの合うメンバーが参画してもらえるならば問題ないだろう」と考え、交渉を受け入れます。
しかし、チームメンバーの取引単価を上げるということは自社の利益を下げることにつながります。
会社の売上・利益の最大化を任されているPLにとって、この交渉は安易に受け入れてはいけないものだったのです。
青木さんは契約が成立することばかり考えていましたが、この契約によって会社の売上・利益を最大化するにはどうすれば良いかまでを考えなければならないと、このしくじりで痛感したとのことです。
まとめ
今回は、ISAグランプリのイベントレポートをお送りしました。
メンバーからPLになることで、求められる行動のレベルが高くなり、しくじりによる会社への影響が大きくなります。しかし、どんな役職であっても、うまくいかないことがあったら「次にどうすればいいのか」を考える姿勢は共通していましたね。
このように、Trial and Error(常に試行錯誤する)のカルチャーが根付いているアイエスエイプランで成長していきたいと感じてくださった方、ぜひ一緒に働きませんか?
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