とれキャンとは?
2024年10月に、アイエスエイプランの中でも3本の指に入るビッグイベントが開催されます。
それが「トレーニングキャンプ」、略して「とれキャン」です!
7月の定例会にて今年度のとれキャンについての予告をしたため、今回はその様子をコーポレートサイト版にてお届けします。
今年度のテーマは要件定義
定例会ではケーススタディを行いました。
以下の2つのスライドのケースを見て何に気づくでしょうか?
図1:2024年7月社内定例会 発表資料より(ケース① このシーンを説明してください)
図2:2024年7月社内定例会 発表資料より(ケース② この2つの差は何でしょうか?)
よく意見されるコメントの一例です。
図1 ケース① このシーンを説明してください
1-1.お客さんがお会計をしている
1-2.決済方法に電子マネーがあることを確認している
1-3.お客さんが店員さんに、「レシートはいりますか?」と質問をされている
図2 ケース② この2つの差は何でしょうか?
2-1.やよい軒はご飯のおかわりができるが大戸屋はできない?
2-2.店員さんの制服が異なる
2-3.左は会計時の写真だが、右は配膳時の写真
答え合わせをします。
先ずはケース①についてですが、以下の図3をご覧ください。
登場人物の2人にはよく考えてみると「顧客側」と「企業側」という属性が存在します。
この属性を取得できると、どちら側の視点にて事象が発生しているかを説明することができます。
しかし、実際のところは実体験が多い「顧客側」属性の視点しか取得することができないため、「企業側」属性の話をする人はほとんどおらず、いつも「顧客側」の観点になってしまいがちです。
図3:2024年7月社内定例会 発表資料より(ケース① このシーンを説明してくださいの答え)
次にケース②についてですが、以下の図4をご覧ください。
2社の主な企業方針は図4に記しておきました通りで、大戸屋は経営方針として、食事による健康を第一として考え、栄養や手作り感にこだわるために店内調理方式を採用しています。その一方で、やよい軒はお手軽な価格やボリューム感を自社の強みにするために、省人できるセントラルキッチン方式を採用しています。
なんとなく見てきた2社も振り返ってみると、「たしかにそういう戦略のもとにご飯が提供されているな」なんてことに気付かされるのではないかなと思います。
図4:2024年7月社内定例会 発表資料より(ケース② この2つの差は何でしょうか?の答え)
これらを踏まえて
要件定義がうまくいかない人たちは、これまでの自分自身の豊富な経験から、業務に必要な同業他社との企業差異を得ることなく、「顧客側」観点からの実施を考えてしまっているからではないでしょうか?
この染み付いた「顧客側」観点を克服するために「顧客側観点」から「企業側観点」へ強化する学びをとれキャンにて実施したいと思います。
また、とれキャンに先駆けて学びの秘訣を定例にて順次公開するため、来月をお楽しみに!
図5:2024年7月社内定例会 発表資料より(とれキャン予告)