みなさんこんにちは。秋谷です。
昨今、社員エンゲージメントなんていう言葉をよく聞くようになりました。
弊社でも、社員のエンゲージメントデータを取得し向上させる取り組みをいくつも行ってきました。
エンゲージメントに関する記事はこちらから
(https://isa-plan.jp/topics/261/)
弊社で実施しているエンゲージメント要素は、
仕事への取り組み状態
組織に対する貢献意欲
の2つを軸にいくつかの指標があります。
個人は特定できないのですが、
エンゲージメント指標のうち、弊社でも「承認」項目をみると「承認」数値が低いメンバーが一定数いることが蓄積されたエンゲージメントデータからわかりました。
そこである人(Nさん)を対象に実験をしてみました。
私とNさんは普段は違う拠点で仕事をしていますが、毎日その日に起こった出来事や対策したこと、考えたことを電話で話をしてもらうルーティンを取り入れてみました。
その電話は、毎日10分ほどですがNさんの1日を話してくれます。
その中で問題に対するアクションや思考などを私にぶつけてくることで、アイエスエイプランらしい仕事のやり方として正しいアクション、正しい思考になっているのか突合検証しているイメージです。
私はその電話を「うんうん」と聞いているだけです。
アクションや思考の話の際は、アイエスエイプランの社員として相応しいかだけコメントしています。
相応しい場合は、「いいね」
相応しくない場合は、「ウチっぽくないね~。どうしたらウチっぽいだろうね?」
と問い掛けるようにしました。
半月くらい上記を実施後、
実際にNさんに直接話を聞いてみたところ、以下のように感じているようです。
①アウトプットするために多少の準備をしている中で自分で気づきが生じる
②1日1回、自分のために相談に乗ってくれる時間がある安心感
③今まで承認されていないと思っていたけど、承認されていると感じる
上記のヒアリングからエンゲージメント項目でいう「自己成長」「支援」「承認」に良い影響が出ていることがわかりました。
ポイントは、実際に行ったことだけ聞くのではなく、
なぜそれをしたのか?
その時どのように考えた(思った)のか?
を話してもらうことがポイントです。
つまりは、「承認されていない」ということは「自分で自分の状況を誰にも伝えていない」ということだったんです。
「自分で自分の状況を伝える」ようにしただけで一気に承認は満たされてしまいました。
※私のスタンスはほとんど変えていないんです
フィードバックにも通じる話ですが、
「承認」されるのは若い人(後輩)だけではなく、経験のある人(先輩)も同様に後輩から承認されてないなぁと感じているかもしれませんよ笑
仕事のやり方を教えた後輩からやってみた結果のフィードバックとして、「うまくいきましたよ!」なんて話されたらきっと先輩は内心大喜びしてくれるはずですよ!
先輩に美味しいお店を聞いたら、「この前話していたお店行ってみたら美味しかったですよ!」なんて言われたら良かったぁと思うでしょうね。
先輩に人を紹介してもらったら、その紹介してもらった人とのやり取りを先輩に報告したら仲良くやってくれているようで紹介して良かったぁと先輩は思うでしょうね。
誰かに何かを与えてもらったら立派なものを返すのではなくて、その後のフィードバックを返すことが一番の「承認」になるんだと思います。
もし、「承認」されていないなぁと感じながら仕事や人生を送っている人がいたら、まずは「自分で自分の状況を伝える」を行ってみてください。
誰かを承認できているかなぁと思っている人がいたら、その相手にフィードバックを返すようにしてみてください。
こんな簡単なことで劇的に変化しますので。
コレをすることで、きっと関わる人たちが素敵な人生を過ごせるようになりますので、劇的に毎日が変わることをみんなにも早く体感してほしいと思います。