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The Essence Of Ventures

組織や文化に宿るベンチャーの本質

Dwelling On Organization And Culture

ベンチャー企業の性質とは、売上の増加率や資金調達の方法・株式の流動性に関する志向性という事では表現できないと考えております。

ワンショットのプロダクトやサービスをトリガーにIPOを狙う事がベンチャー企業の定義としてデファクトスタンダードとなった時代もありました。
この時代は、プロダクトやサービスの独自性や先進性をもとに資金調達を実行し、その資金に如何にレバレッジをかけるか?という事が重視されてきました。

つまり、プロダクトやサービスに対して求心し、そこで働く人たちをモチベートする源泉を多様なレバレッジに求めていました。

しかし、アイエスエイプランのベンチャーという定義は、プロダクトやサービスに対する求心として定義されません。ベンチャーの本質は、組織や文化に宿るものであると考えております。つまり、先のベンチャーに継続という時間軸を加える必要があるという事、プロダクトマネージャーやサービスマネージャーが流動的に遷移する事、更には組織デザインに関する不確定要素を限りなく排除する為に独立性を維持し続ける事が必要だと考えます。

市場原理や様々な外部環境を組織自体が認識し、創発的にバリューチェーンを構築し、更にその価値を生み出すリーダーシップ自体も創発的に構成されていく組織の、継続自体が本質的なベンチャーとしての条件であり、アイエスエイプランのベンチャーの定義となると考えます。

経済主体としての財務的安定を求める以上に、この精神を育んでいきたいと考えております。

アイエスエイプランCEO糸川淳一